カヒミ・カリィ、Judee Sill、原田郁子。
いい音楽には常に出会いたいという気持ちがあるものの、意識しないといつの間にか自分の中の安パイばかり、、もちろんそれは鉄板なのであるが、もっと違う世界に行きたい、もっと多面的にいきたいという興味はつきない。それは映画でも同じであるが、なかなかよき道案内、ディスクガイドのようなものにも出会わないものだ。
最近、自宅の本棚を整理していたところリトルモアの『真夜中』という雑誌が出てきて、それは「音楽と言葉とエトセトラ」という特集であった。そこで、カヒミ・カリィが100枚を紹介するというところがあって、これがまさかのヒットであった。なかなかこの手のもので、自分に合った、しかもまだ未開拓のセレクトにはめぐりあえない。まさか、というのは私が一度もカヒミ・カリィさんの曲を聴いたことがなかったから、、
その中で、Judee Sill の『Heart Food 』というアルバムが紹介されていて、それがよかった。その流れで、一通りのアルバムを一気に聴いていたところ、唐突に知っている曲が現れた。それまでは、どちらかというと、アコースティックギターでの歌が多い印象だったが『Dreams Come True』というアルバムの一曲目『That's The Spirit』は、ピアノが弾けだすような印象的なイントロである。
すぐに思い出した。
原田郁子さんのピアノと声。
そうだそうだクラムボンの『Lover Album』[2006.05.31]は、カバー集なのだった。それすらも感じさせないほど、これは原田郁子さんの曲だと思っていた。。
星野
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