スウェーデン ストックホルム市立図書館まで歩く。

大学生の頃だったか、

CasaBrutusか、フィガロジャポンだったかで、

この、本が曲線を描きながら壁にずらりと並ぶ写真を見たという記憶がある。

その様がとても印象的で、目に焼きついた。

当時はろくに本も読まず、

まさか、その後書店で働いたり、このコエノエというサイトを始め、

自ら本を販売するなんていうことは想像するに及ばなかった。

さらには、この図書館が、

1928年に建てられ、

グンナール・アスプルンドという、

スウェーデンを代表する建築家によるものだと、

知ることもなかった。

ただ漠然と、

いつかは見てみたいものだなぁと思っていた矢先に、

ストックホルムに行くことになり、

いろいろと情報を集めていると、

お、あれだあれ。ということになって、実際に行ってきました。

これが、ストックホルムの地図で、

赤い目印がこのストックホルム市立図書館の位置です。


多くのサイトには丁寧にバスやメトロの駅名などが書いてありますが、

私の場合、この地図の下から、上の端の図書館まで、

ぶらぶら寄り道しながら歩きました。


私の旅はだいたいいつもこんな感じで、

一つだけ「行ってみようかな」と思うところを決めて、

(だいたいは、図書館か、本屋か、雑貨屋か、飲食店か、公園になる)

あとはひたすら歩く。


できるだけ歩きたい。

あてがないとなんだかダメで、

あてがありすぎてもダメ。


特にすごく感激するようなことがあるわけでもなく、

歩くことで、いつも小さな発見をして、

疲れたところに、こういう図書館があって、

一息つくのでした。


星野

0コメント

  • 1000 / 1000